Process
MINOYAKI のできるまで
美濃焼は、1300年以上の歴史を誇る日本の伝統的な陶器です。
その製作過程には、熟練の職人たちの技術と情熱がしっかりと息づいています。
ここでは、美濃焼がどのように丁寧に作られているのか、その魅力的な過程をご紹介します。
Production Flow
Step
1
原料の準備
美濃焼の制作は、まず原料の準備から始まります。美濃焼の主な材料は、良質な粘土と釉薬です。これらの原料は、岐阜県東濃地方で採取され、その地域の自然が育んだものを使用します。粘土は、成形のしやすさや焼成後の強度を考慮して選定されます。
Step
2
粘土の練り込み
次に、準備した粘土を練り込みます。粘土を練ることで、空気を抜き、均一な質感に整えます。この工程は、成形時のひび割れや焼成時の欠陥を防ぐために非常に重要です。職人たちは、手作業で丁寧に粘土を練り込むことで、最適な状態を作り上げます。
Step
3
成形
練り込んだ粘土を用いて、タイルやアクセサリーの形を成形します。職人たちは、手作業や専用の型を使って、一つ一つ丁寧に形を作り上げます。この工程では、デザインや用途に応じて様々な形状が生み出されます。
Step
4
素焼き
成形が完了したら、次に素焼きの工程に進みます。素焼きは、低温（およそ800℃）で焼成する工程で、粘土の水分を飛ばし、形を固定します。この段階では、まだ最終的な色や強度は得られませんが、次の工程である釉薬の塗布に向けての準備が整います。
Step
5
釉薬の塗布
素焼きが完了した作品に、釉薬を塗布します。釉薬は、焼成後にガラス質の層を形成し、美しい光沢や色を生み出します。職人たちは、筆やスプレーを使って、均一に釉薬を塗布し、独特の風合いを持つ美濃焼の魅力を引き出します。
Step
6
本焼き
釉薬を塗布した後、次に本焼きの工程に進みます。本焼きは、高温（およそ1250℃）で行われ、作品の強度と美しさを最大限に引き出します。この工程では、釉薬が化学反応を起こし、美しい色や光沢を持つ仕上がりとなります。
Step
7
仕上げ
本焼きが完了した作品は、冷却された後、最終的な仕上げが行われます。職人たちは、一つ一つの作品を丁寧に検品し、欠けやヒビがないかを確認します。また、必要に応じて磨き上げることで、さらに美しい光沢を持たせます。
Step
8
出荷
仕上げが完了した作品は、最終的に出荷されます。美濃焼のタイルやアクセサリーは、その美しさと品質を保つために丁寧に梱包され、皆様の元へ届けられます。職人たちの技術と情熱が込められた美濃焼を、ぜひお楽しみください。
Minoyaki
Story
